今回は「紅まどんな」というみかんのご紹介です。
(これは2018/12/22の記事を書き直したものです。)
最近四国に住む方とお友達になり、親戚にみかんを作っている人がいると聞いて、みかんをお安く分けていただき、箱で送っていただくことになりました。
なにせ我が家は毎年冬になると、みかんを軽く2箱は開けてしまうほどよく食べるので、お値段の面でもスーパーに買いに行かなくてよいという便利さの面でも、大助かりでした。
2018年は西日本豪雨や台風やらで私はみかんの出来ばえをひそかに心配していましたが、いただいたみかんは皮が薄くて大変甘く、心配はご無用なことでした。
「紅まどんな」との初対面
ところで、いただいたみかん箱の中に、友人が「いただきもののおすそ分け~♪」っと、「紅まどんな(ベニマドンナ)」をいくつか入れてくれていました。
「紅まどんな」? 初めて聞く名前です。届いたものはオレンジのような大きさの柑橘でどっしりした重みのあるものでした。
我が家は柑橘に目の無い者たちなので、興味津々で食後のデザートにいただくことになりました。
3つの柑橘の比較 (みかん、紅まどんな、オレンジ)
以下は左から通常みかん(Mサイズぐらい)、紅まどんな、オレンジ(オーストラリア産)の3つを並べたところです。それぞれを横に切った断面の写真をのせますので、見比べてみましょう。
一番外側の皮は紅まどんなが一番薄いです。
今回の柑橘はラッキーなことにどれも甘く、酸味も少なかったのですが、
・オレンジに比べて紅まどんなは、味のインパクトが強い。舌で感じる奥ゆきがある。
・みかんやオレンジの”じょうのう膜(果肉を包む白い皮)”よりも紅まどんなのソレは一番薄い(とくにオレンジの袋の皮は歯にはさまってしまう・・・)
・みかんには白い果皮があって、むいて食べることがあるが、紅まどんなにはほとんどその白い果皮がなく、そのまま食べられる。
・果肉のぷちぷちした粒が、紅まどんなが一番小さい。
・重さに関して3つそれぞれがもし同じ体積ならば、紅まどんなが一番重くて果汁が豊富。
紅まどんなは「ゼリーみたい」と言われているようですが、なるほど、3つの中で一番果肉がぷるぷるっふわふわっとしていて柔らかく、すごくジューシーです。
「紅まどんな」などの柑橘類を食べやすくするための方法(切り方)
まず、横に切ります。前述の写真の通りですね。
それから、断面の真ん中にある白い”果しん”をはずして、下の写真のように緑の線のところを切ります。
その後このように切っていきます。
中心の白い果しんをさけるのは見栄えもありますが、パサパサとした舌触りをさけるためです。もっとも紅まどんなにはあまり白い果しんはありません。
なお、この切り方は「スマイルカット」と呼ばれるものです。人の口がニコッと笑っているみたいだからです。
我が家はもう半分に切って小さくして、口に入れやすくしています。
紅まどんなを食材として使ってみた。
今回紅まどんなを食べて感じたのは、サラダや刺身と一緒に食べてもおいしいのではないかということでした。
試しに、次の①~③のタレにつけて食べてみました。
①白ごま油+しょうゆ
②えごま油+しょうゆ
結果は①が我が家の人気でした。
紅マドンナはオレンジより皮が薄くてむきやすく、 みかんより白い皮が少ないので 紅まどんなそのものを一口大に切ってサラダに入れると、柑橘の風味があっておいしいと思います。
また、ハマチやマグロなどのお刺身にも合いそうですし、実際に焼きサバとのコラボはすごく相性がよかったです。果物としてだけでなく、食材としてもいろいろ活躍してくれそうです。
まとめ
紅まどんなの正式な名前は、「愛媛果試第28号」だそうです。あまり色気のない名前だったんですね(笑)
近所のスーパーでは、まだ紅まどんなは見かけません。オレンジのように単体の1個売りで店頭に並ぶ日はくるのかな?
(追記:2019/1/17現在、大阪の大手スーパーで紅まどんなを発見しました。2個398円(税別)でした)
甘味と果汁量が柑橘の中でトップクラスと思われるので、紅まどんなを食べてみた人はきっとファンになることでしょう。
以上、紅まどんなのご紹介でした。
出典:https://www.kajuen.co.jp/sp/introduction/item34.htm
(「おいしい」記事になれば幸いです。)