こんにちは。
5月に入り、それまで生い茂っていた野草、カラスノエンドウがとうとう黒いサヤを作り、見た目に面白くなくなってきています。
それにとってかわって、日当たりの良い土手ではあちらこちらに群生したシロツメクサがぐんぐん成長してきて、可憐な白く丸い花をできるだけ高くかざしながら「ここにいるよ」と主張し始め、香りを放つようになってきました。
雑草でありながら、春には目にも香りも楽しませてくれるクローバーのシロツメクサを今回は取り上げたいと思います。
- シロツメクサは実はハーブの仲間
- 名前の由来
- 視覚:かわいいシロツメクサ
- 味覚:なかなかおいしい。
- 嗅覚:ステキな甘い香り
- 触覚:少し肌にくっつく感じ
- 聴覚:花が歌う・・・?
- 花言葉
- シロツメクサを摘む時の注意点
- まとめ
シロツメクサは実はハーブの仲間
どこにでも生えている雑草が実は身近なハーブの仲間だなんて驚きですね。
参考:
http://www.e-yakusou.com/sou/soum093-2.htm
名前の由来
シロツメクサはその昔、乾燥させてガラス製品を輸送する際の梱包材(クッション材
)に利用されていたそうです。ツメクサは「詰め草」から来ていたんですね。
白い花+詰め草=シロツメクサとなったようです。
視覚:かわいいシロツメクサ
緑色のきれいな形の三枚の葉、小さなぼんぼりのような白い花。
特別ゴージャスでもなく、自己主張もない植物ですが、ちんまりとした愛らしい姿で気分を和ませてくれます。
植物の緑色は安心を与える色として知られており、リラックスできますし、花の丸い形も優しいイメージがあり落ち着きます。
また、葉の形ですが普通はクローバーは三つ葉です。しかしごくまれに四つ葉になっているものがあり、これを見つけると「ラッキーなことがある」という言い伝えがあるのは有名ですね。
私は子供たちが小さい時、近所の公園に行っては「四つ葉のクローバー探し」ゲームを一緒にやっていました。四つ葉を見つけると大事に持ち帰って、押し花にして額に飾ったり、本のしおりにして茶色くなるまで記念に持っていました。
シロツメクサは「見てリラックス」することも「見て遊ぶ」こともできるわけです。
味覚:なかなかおいしい。
さて、シロツメクサのお味はどうでしょうか。
摘んできた葉を茹でると、ほうれん草の葉先のようなやわらかさです。そしてアクがないのでクセがありませんでした。スープにしても、天ぷらでも、炒め物でも、とても食べやすいです。
私は写真のとおり料理して食べました。扱いやすく、やわらかいし、食べやすいです。ですが試食ベースであって満腹になるほど食べたわけではありません。
(花は今回食べていません。)
実は気になる記事を見つけたので、ここに記しておきます。
クローバーが育つ環境によっては猛毒を含むようになるそうなので、要注意とのことです(低温環境のものは大丈夫とのこと)。
気になる記事:
クローバーの遺伝子の違いにより有毒になる - 食品安全情報blog過去記事
嗅覚:ステキな甘い香り
白い花は甘くてとても良い香りがします。花かんむりを作っている時や花束にして小さい花瓶に生けるとふわっと香りが鼻をくすぐり、気分を和ませてくれます。
実はシロツメクサのお香があるのを最近知りました。もしかしたらアロマの精油としてもどこかにあるのかもしれませんね。
触覚:少し肌にくっつく感じ
花の茎はやわらかく、簡単に指で摘むことができます。せいぜい高さ25cmぐらいまでのすっきりしたたたずまいですが、さわると少しだけ肌にくっつく感じがします。
白い花はふわふわよりはサクサクっとした肌触りで、花びらはなかなか散りません。花かんむりの材料に向いているのは、このくっつく感じと花びらが丈夫な点だと思います。
花かんむりは花だけで器用に作る方法がありますが、私は不器用なので針金に絡ませながら形を整えていきました(写真下ご参照↓)。
聴覚:花が歌う・・・?
まさかシロツメクサから何か聞こえてくる?っというと詩人だなあと思いますが、
背丈のあるたくさんのシロツメクサの上を風がそよぐと、サワサワと小さな小さな音を立てています。
またシロツメクサの白い花はとても甘くていい香りです。花摘みをして外で花かんむりを作っていると、香りに誘われて小さなハチが飛んで来ることがあります。
そう、その時の「ブ~ン」という音を聞くと、ちょっと緊張してしまいますネ💦
花言葉
愛らしいシロツメクサは見た目のとおり、花言葉は「幸福」とか「約束」です。
花かんむりから花嫁さんのイメージがわきますね。
ところが、もうひとつ「復讐」という花言葉があるんだそうです。コワいですね。
シロツメクサを摘む時の注意点
やわらかい雑草なので指先で摘むことはできるのですが、まれにいつの間にか指にすり傷を作ってしまっていて、あとで手洗いの時などにヒリヒリすることがあります。
草をひっぱるときと同様、気をつけねばなりません。
それから前述の「聴覚」のところにも書きましたが、シロツメクサの香りに誘われてくる小さなハチにはご注意くださいね。
まとめ
シロツメクサは雑草だけあって強靭で、どこにでも生えていてあまりにも日常に溶け込んでいるので、意識しないとその存在に気が付かないものです。とはいえ、たくさんの楽しい時間を与えてくれる植物なんですね。
時間を忘れて外気に触れながら四つ葉のクローバー探しをやってみたり、花かんむりを作っていると、私は帰宅するころにはとてもスッキリした気分になっています。
太陽の光はうつうつとした気分を吹き飛ばし、自律神経を整えてくれます。屋外で紫外線を浴びるとビタミンDを体内で作ることができ、骨も丈夫になります。
時にはシロツメクサを相手にしながらゆったりとした時間を過ごし、身も心も健やかだろうかと自分を点検するのもいいものですよ(^^)
お読みいただき、ありがとうございました。
他の野草が気になる方は、こちらもどうぞ(^^)↓
参考:
http://www.e-yakusou.com/sou/soum093-2.htm
https://kurashi-no.jp/I0012339
http://majono-chie.com/weed-sirotumekusa/
(この記事がお役に立てれば幸いです。)