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スパイスマホとは? FBIが犯罪者向け暗号スマホを作って会話が筒抜け、大量逮捕へ!

こんにちは。

今回はすごく興味深いニュースが、昨日(2021/6/9)のロイターから出ていましたので、記事としては短いですがご紹介します。 

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世界の犯罪組織が愛用した、メッセージを暗号化するアプリを搭載したスマホが、実は米連邦捜査局(FBI)が開発したもので、やり取りがすべてFBIに筒抜けで、大量逮捕につながったという話しです。

 

おとり捜査の計画は「トロイの盾」と呼ばれ、今から3年前の2018年にFBIと豪警察が共同で仕組んだようです。

 

プランはまずFBIが「ANOM」というメッセージアプリと暗号化スマホを作成しました。

 

そして米国で有罪判決を受けた麻薬密売人に、減刑と引き換えにスマホ開発業者に転身させて協力者にさせ、ANOMをインストールさせました。

(闇社会では強固に暗号化されたデバイスを使っていたようです。)

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この販売業者が犯罪組織にスパイスマホを売ったわけですが、最初はたった50台だったそうです。

3年間でスパイスマホは人気が出て口コミで広がっていき、12000台も配布されるまでになりました。

 

組織メンバーたちは犯罪計画をひそかに実行するために、ANOMのスマホを購入して配布していたのです。

 

ユーロポール(EUの法執行機関)によると世界各地で摘発を行い、4800万ドル相当の現金や暗号資産、8トン超のコカインと30トン超の麻薬を押収したそうです。

 

国際犯罪組織がスパイスマホを使って、南米からスペインへ、パイナップルの中身をくりぬいてコカインを詰めて密輸する計画もあったそうです。

 

ここでいう組織とはイタリアのマフィアやアジアの三合会、暴走族、多国籍麻薬組織など100か国以上、およそ300の犯罪組織でした(すごい数です)。

 

この作戦にかかった費用は10万ドル(約1090万円)と経費ぐらいで、世界中の犯罪組織に対する大規模な摘発を可能にし、800人以上の容疑者を逮捕し、逮捕者の数は今も増え続けているそうです。

 

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作戦の成果が並外れたものになったことに、欧州刑事警察機構(ユーロポール)副長官はご満悦のようでした。

 

暗号化されたネットワークへの潜入捜査としては過去最大級とのことです。

快挙ですね!

 

動画はこちらから:

犯罪者御用達の暗号スマホ、実はFBIが制作 やり取り筒抜けで逮捕者800人超(字幕・9日) | ロイタービデオ

 

 

やはり人生、お天道さまに顔向けできないことはやってはいけませんねw

お読みいただきありがとうございました。記事を楽しんでいただけたら嬉しいです。

楽しい1日をお過ごしください。