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マンションの備蓄を考える。在宅避難に備えあれば憂いなしだが、できれば効率よくやりたいものですよね。

こんにちは。

冷房をかけなくてもいい、過ごしやすい季節がやってきました。朝晩に鈴虫が鳴いているのを聞くと心が和みますね。


新型コロナの影響で外出自粛で緊張感のあった時期に比べ、今は街が一見普通に戻っているように見えます。GoToトラベルキャンペーンでお出かけする人も増えました。

でも店の出入り口にはほとんどのところで手指用の消毒用アルコールが置かれています。そしてそのそばにはたくさんのマスクが売られていています。

相変わらずキッチンアルコールは品薄で、うがい薬のイソジンもなかなか手に入りづらい状態です。

 

駅近くの居酒屋さんや小さなお店の看板もはずされているのをチラホラ見かけるようになりました。やはり今までとは違う雰囲気になってきています。

さて、最近マスクのそばに防災用品が売られるようになったので、我が家ももう一度備蓄を点検しようと思いました。

 

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家庭によっては家族の年齢や習慣、趣向によっていろいろな備蓄方法があると思うので、ご参考までに我が家の場合を紹介させていただきます。

 

うちはマンション住まいで同居の子供は大学生と高校生。夫は地方へ単身赴任中で車で通勤しています。マンションは中層階に住んでいます。

(今回の記事は私の備忘録的なものとなるので、今後もアップデートしていく予定です。)

 

我が家はマンションを購入する段階で、小さな子供(あるいは10Kgの水や米)を抱えて階段を上り下りできる階数の高さを選び、水害が起きても部屋が浸からない高さとなるように、そして避難所に行かずに家にこもることを選択するつもりで考えました。

以前は身内に「考えすぎ~」と言われたこともありますが、私はいろんなことを想定して家族を守るためにできるだけのことをしたいと思っていました。

 

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もしもライフラインが止まったら・・・?


備蓄のすすめはいろいろな人が本やYouTubeやテレビなどでされていて、今後起きるかもしれないと言われている南海トラフ地震のほかにも大停電、大規模電波障害(サーバーダウン)、そして2~3種類の同時ウィルス襲来、食料難など考えられるあらゆる災難に備えましょうと言っています。


地震が起きればライフラインの電気、ガス、水道がどうなるかというと、おそらく2つ、あるいは全部止まってしまうことが考えられますよね。

 

灯りをつけるならキャンプ用のランタンや懐中電灯を用意し、食事の時はカセットコンロ(ガスボンベもセットで考えて)を使い、飲料水のペットボトルなどを買い置くことが必要です。(ウォーターサーバーを置いてある家もあるようですね。)

 

うちには100円均一店で買った小型ランタンや乾電池式のかわいいLEDライト(クリスマスやルーム装飾に使う)などがあります。

 

ベッドサイドにおいても雰囲気のあるものなので、楽しみながら日ごろから使っていますし、ロウソク型のLEDライトで振ってスイッチをON-OFFさせる便利なものもあります。アルミホイルや鏡の上に置いたら明るさは倍増します。

(写真は灯りの一部。これらのものは乾電池を多めに備蓄しておく必要があります。)

 

 

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水は台所に浄水器を設置しており料理に使っていますが、それとは別に好きな味の天然水のペットボトルもケースで常備し、なおかつ5年保存できる長期保存水も備蓄しています。

(マンションだと部屋が狭くなって置く場所に困るので、私のベッド下に水と米を置いています。)

 

 

 

地震が発生して真っ先にしたほうがいいことはなんだろう? →水をためる。

 

地震が起きたら火を消せと昔は言われていましたが、今は震度5以上の地震を感知するとガスメーターが自動的にガスを止めるようになっているものが多く、うちの場合もそうです。

だからまずは風呂の水をシンクに貯めおいたほうがいいと思います。断水も災害発生後短時間で起こるかもしれません。 

 

また電気のほうは、停電後にブレーカーを落としておいた方がいいでしょう。

電気が復旧して通電した時に火災がおきることがあると聞いています。水にぬれた家電は乾いても危険ですし、ガス漏れしていた場合も危険です。

 

それから地震では家の中のガラスや陶器が床に落ちて割れてしまうかもしれません。スリッパは用意しておいた方がいいですね(私は普段から履いています)。

 

ちなみに平成30年におきた大阪府北部地震のときは、家の中のものは何も壊れず、上から何も落ちませんでした。


同じマンションの知り合いのお宅では食器棚からほとんどの食器が飛び出して壊れてしまったという方もいらっしゃいましたので、うちの場合は幸運でした。

 

入居してすぐに地震対策グッズを買ってタンスやテレビなどの転倒を防止したのがよかったと思われます。食器棚の扉も揺れると自動ロックがかかるものです。

 

 

 

冷蔵庫や料理は

 

ラップやアルミホイルは食器に巻いて使うと洗い物が減ります。アルミホイルはフライパンに敷いても料理ができますね。

 

冷凍庫には保冷剤を常に数個いれておき(隙間に埋めるように入れておくと冷凍庫の開閉時の温度上昇を防ぐことができます)、停電になったときはそれを冷蔵庫に入れれば

食材を少しは長持ちさせることができます。

(保冷剤にタオルを敷いておくと解凍時の水滴を吸ってくれます)

 

 

 

蓄電池やモバイルバッテリー(スマホ用充電器)

 

蓄電池を調べてみましたが家電に使えるようなものは10万円以上かかるので購入をやめて、スマホ対応のものだけ購入しました(ネット通販で4千円弱)。

災害時にはスマホが頼りです。スマホは家族との連絡、情報収集にも必要で、懐中電灯にもなります(そういうアプリがあります)。


通販で買ったスマホ用のソーラーチャージャーは太陽光にあてて充電を試みましたが、1週間たっても半分もチャージされなくて結局コンセントに差し込んでフル充電しました。(これは旅行時に大変役立っています。)

 

なお、停電時にはWi-FiBluetoothをOFFにし、液晶画面の明るさ調整を下げておくと節電ができます。

もしもスマホがダメになったとき用に、10年前に景品でいただいた手回し充電タイプのラジオ兼懐中電灯も家に置いてあります。

 

 

真冬の停電時に暖をとるには



昔ニューヨークで起きた大停電は夏でしたが、冬に大停電が起きたらどうなるでしょうか?

寒くて震えることが無いように体を温めるためのカイロ、銀色の防寒(遮熱)サバイバルシートなどはいくつか置いておくといいでしょう。

 

このサバイバルシートですが効果はどんなものだろうと、以前冬にシーツ下と掛け布団とに入れ込んでサンドイッチにして一晩寝てみたところ、寝汗をかくほど温かいものでした。


あとマイナス5度まで耐えられるというキャンプ用の人型寝袋も1着あり、手足がついているので動けるタイプのものなのですが、こちらは確かに真冬に窓際で作業をした時に着てみたら、寒さをあまり感じなくて済みました。

 

雪国でよくみられる石油ストーブもこういう時に役立ちますね。

 

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簡易トイレは買うかどうするか?→買わないことにした。

 

以前看護婦さんが紹介する非常時簡易トイレの作り方を雑誌かテレビで拝見したのですが、とてもいい方法だなと思ってうちでもそれで行こうと思ったので取り上げさせていただきます。

45Lのごみ袋を複数枚用意しておき、非常時には1枚を家のトイレの便座に差し込んでカバー(外側を養生テープでとめておくといい)します。

そしてもう1枚をその袋の内側に差し込んで、そこに用を足すようにするというもので、用を足し終えたら内側の袋だけを縛って別のごみ袋に捨てるというものでした。

簡易トイレを買ったり、凝固剤を買ったりするのはお金もかかるし場所も取るので、45Lゴミ袋の買い置きだけで済むならば、この袋はゴミ袋としてだけでなく他にも収納やカバー、敷物としても使えるので重宝だなと思いました。 

昔、子供の幼稚園時の運動会で、子供たちみんなが地面に座る時に使う座布団を作るのに、この45Lゴミ袋や米が入っていたビニール袋にA4サイズぐらいに折った新聞紙を入れこんでから、たたんでガムテープで留めて作ったことを覚えています。

砂埃がついてもあとで捨てるだけだったのでとても便利でした。

 

 

 

食料について(ローリングストックを利用)

 

最近ローリングストック(循環備蓄)という言葉を聞くようになりました。食料を購入して備蓄しながら消費して、また購入して備蓄して消費してを繰り返すのです。

 

昔はカンパンやビスケット、クラッカーを備蓄していましたが、普段あまり食べないものなので賞味期限が切れるころはとても頑張って食べなくてはならず、大変でした。

 

だから普段から消費するものを備蓄することは、賞味期限をあまり気にすることがなくなり経済的です。

 

簡単に食べられるもの

 

子供が高校生になって片道1時間かけて学校に通うようになった時、いつも持ち歩くものに水筒のほかにウィダーなどのゼリー飲料やカロリーメイトなどのエネルギーチャージブロックを携帯するように勧めていました。

 

いつ電車が止まってもお腹を満たすことができますし、早弁がわりになるし帰路の買い食いも防げるかなと思ったのです。

 

ゼリー飲料は子供が発熱して吐いて水が飲めないほどの時にも、大いに役立ってくれました。ツルンとしたのど越しなので薬を飲むときにも便利なものですし、熱中症対策にもなるので高齢の両親にも備蓄してもらっています。

 

そのまま口にできる食料で短期間の保存のきくものに、バナナ、みかん、りんごなどの果物があります。うちではどれか1つは常備しています。

そして根菜のじゃがいもやさつまいもは、備蓄できるうえに茹でるだけで食べられますから省エネです。

 

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数か月備蓄できる食料

 

備蓄が数か月サイクルのものにはカップ麺、保存豆腐、保存牛乳、トマトジュース(野菜ジュース)、ホエイプロテイン(ココア味)、味付け海苔やなめたけ、梅干しなどのご飯のお供、そして栄養補給にビタミン剤やにんにくが入ったサプリメントを用意しています。

少しでも免疫力がアップしそうなもの、タンパク質がとれそうなものを考えました。 

 

1年以上備蓄できる食料

 

次に備蓄が2~5年サイクルのものでは、ペットボトル水、アルファ米、リトルトパックのおかゆ、カレーのリトルトパック、乾燥パスタ、スパゲティソース、牛丼や中華丼のリトルトパック、魚・コーン・うずら卵・やきとり・果物などの缶詰、そしてシリアル、はちみつ、チョコレートを用意しています。

 

それからこれは心に余裕を持つためと思って、普段から愛用している日本茶、紅茶、インスタントコーヒー、ココアなども備蓄しています。

 

 

家族との連絡方法、集合する緊急避難所はどこにするかなどは決めていますか?

 

緊急時の家族間コミュニケーションは安否確認は災害用伝言ダイヤル「171」を使うことにしています。
「171」の使い方は録音、再生方法など、ネットで検索すると出てくるのでご参考ください。

 

あと、一応近所の公衆電話の位置も確認しています。避難場所はまずは自宅、だめなら近所の小学校(地域で決められた一時避難場所)です。
そして夫にはいつでも車にガソリンを満タンにしておくことを勧めています。

 

 

備蓄品にかける全体の予算を考えておくことも大事

 

備えあれば憂いなしですが、買いすぎると無駄な出費となり、賞味期限が過ぎる前に食べて片付けるのも大変です。ほどよく、かしこく自分の家に合った備蓄を進化させていくことが大事だと思っています。

また今回の記事はマンションのことだったので、戸建ての場合だとまた違ってくると思います。屋根にソーラーパネルをつけている友人宅はとてもうらやましいものです。

本当は災害など何事も起こらず、備蓄品を賞味期限が来る頃に家族で笑って食べているのがいいんですけどね。

 

(記事がお役に立てれば幸いです。)