季節の変わり目の今の時期、空は青くて高くて気持ちのいいお散歩ができます。
でも、空気は結構乾燥していてお肌の乾燥によるつっぱりや粉ふきが気になることがあります。
今回はどのように乾燥から肌を守ればいいのか、自分の経験で記事を書きました。
- 顔が、からだが乾燥する!? どうして?
- アトピーと戦っていた私
- 自分に合う基礎化粧品を探し続けた日々
- 子供も遺伝を受け継いだ?
- ヒルドイドを美容目的で利用するって!?なぜ?
- どうしたら乾燥を防げるの?
- マスクにも乳液をつけるといい
- ポンプに入れておくと利用しやすい
- どんな基礎化粧品を使っているの?
- まとめ
顔が、からだが乾燥する!? どうして?
皮膚が乾燥するのはお肌の水分が逃げてしまっているからです。
空気が乾燥していると肌から空気へ水分が逃げてしまいます。目に見える例えだと、お風呂上りに肌から湯気が上って空中に消えていきますね。ああ、もったいない。プルプルのお肌だったのに・・・
つきたてのお餅を放っておくと表面がガビガビになりますが、お肌もあんな状態になっていくわけです。
アトピーと戦っていた私
私は生後2か月でアトピー性皮膚炎を発症しました。幼少期の頃はアトピーの原因が世の中でまだよくわかっておらず、私はステロイドを服用してムーンフェイスになっていたことがあります。
思春期の頃には自分でいろいろ考えてオロナインを水で薄めて肌に塗ったり、化粧用オリーブ油を塗ったりして、市販のステロイド軟膏を使わないようにしていました。
大人になる頃には自分のケアで何とか湿疹を出さないようにできていましたが、40歳の頃に引っ越し続きのストレスと「プチ更年期」とが引き金となって、顔にポツポツと原因不明の発疹がいくつもできて(しかも水疱のものもあり)、かゆくて仕方がありませんでした。
通院していましたが医師もお手上げ状態で、ステロイド軟膏やヒルドイドが処方されていました。
その時はさすがにお化粧することができず、かといって日光にあたってもかゆみが出るので敏感肌用の日焼け止めとフェイスパウダーをはたくだけが精いっぱいでした。
自分に合う基礎化粧品を探し続けた日々
もうこれからお化粧をすることはできないかもしれないとあきらめた時期があります。
それでも、何とか自分に合ったものを探そうと、ドラッグストアに並んでいる敏感肌向けの基礎化粧品や日焼け止めなどの商品をピックアップしては、二の腕の内側でパッチテストをして、自分の肌にあったものを調べて使用し、また探して調べて使用するということを繰り返していました。
湿疹は、その後にまた引っ越した先にあった皮膚科で漢方薬を勧められ、これが劇的に効いて治ったのですが、完治とまではいえなくて、気を抜くと今でもまだかゆみが出ます。
子供も遺伝を受け継いだ?
子供も私と同じで生後2か月から乾燥性アトピー皮膚炎を発症しました。
自分の経験があるので、へこたれないで絶対治してあげようとケアをしていましたが、引っ越しが多かったのでそのたびに医師を変えることになりました。
だんだんと処方されるステロイド量が増えるのが気になって、医師に頼るだけでなく自力で何とかしようとネットで高額なクリームを求めたこともあります。しかしなかなか合うものをみつけられませんでした。
この数年は引っ越しはなく落ち着いて同じ医師のもとで通院していました。ステロイド軟膏や抗アレルギー薬の錠剤、ヒルドイド軟膏などが処方されていました。
ヒルドイドを美容目的で利用するって!?なぜ?
昨今このヒルドイドを美容目的で健康保険を使って、医師に処方してもらうことが問題になっています。良い物を安く手に入れようという感覚なのでしょうが、医療費に負担をかけてしまっています。
日本はこの先、確実に高齢化社会となり、医療費を圧迫していくことが目に見えています。日本の医療制度は破綻するかもしれないという恐ろしい言葉もでてきています。
そのためにこのヒルドイドを保険適用外にしようとか、処方量を制限しようとかいう話も出てきています。これでは本当にヒルドイドを必要とする皮膚疾患のある方々に迷惑がかかります。
ですが、そもそもヒルドイドはお薬であり、1日の使用は2~3回と少ないです。
もっと気安く日常バンバン使える保湿剤を探し当てたほうがいいと思いませんか?
どうしたら乾燥を防げるの?
乾燥しなければ、アトピーは出ない。そこに気づいて数年前からある化粧水を使うようになりました。
そして最近はそのラインのエイジング乳液を使用しています(初めてエイジングラインのものを買うのは「いよいよか~」っと、少々勇気がいりました)。
これを朝晩だけでなく、洗面台に立つたびに使用するので、1日7回以上は使用しています。風呂上りには全身に、外出先から帰宅して手を洗ったあとにはお化粧をした顔の上にもつけています。
マスクにも乳液をつけるといい
以前していた仕事では人と話すことが多かったのでノドを気づかい、人ごみの中では不織布マスクをつけることが多かったのですが、そのマスクの内側にも、この化粧水か乳液をぬって柔らかくしてからつけていました。
すると自分の肌とマスクとが摩擦を起こしにくく、かゆみも起きにくいのです。
ポンプに入れておくと利用しやすい
洗面所にはこの化粧水と乳液をそれぞれポンプに入れておいてあります。使いやすいからと子供も利用するようになりました。
今では子供はお風呂上りにヒルドイドよりこちらを好んで使用しています。
肌の状態は以前よりかなり良い状態で、ステロイド軟膏やヒルドイドを使わずとも良くなってきました。医師も「劇的に治ってきたね」と言ってくださいました。
今は抗アレルギー薬を夜に飲むだけとなっています。
ところで、お風呂上り後は「2分」が勝負どころです。この2分以内ですべて塗り終えると、肌がいい状態でキープできます。
通常は化粧水→乳液の順番でぬるのが普通ですが、時短で化粧水と乳液を手のひらの上で混ぜて使用するのもありだと、いささかおおざっぱな私は思っています(笑)。
季節に合わせて化粧水と乳液の分量をかえながら、自分の肌に聞きながら試してみるといいと思います。
どんな基礎化粧品を使っているの?
乾燥肌対策は自分の肌にこまめに水分を与える努力をすること。これにつきると思います。
使用している化粧水と乳液は、私が子供の頃から身近にある化粧品会社「ち〇れ」のもので、この会社は設立50年ぐらいたっています。
化粧水はとてもしっとりするタイプのもの、乳液は濃厚な乳液のもので、これを気前よく使うことで肌の状態をしっとりさせ続けます。夏場はこの化粧水だけでカラダのほうは乾燥をおさえることができました。
美容目的のヒルドイド使用は、医師の元へ行き、診察料を払い、健康保険を利用する負い目を感じたりと、なかなか負担のあるものです。
ドラッグストアやスーパーで手に入りやすい基礎化粧品であれば何の負い目もなく、ジャバジャバと浴びるように使用できるので、気分も爽快でお勧めです。
それでもどうしても時間とともにまたすぐに肌がつっぱるようであれば、化粧水と乳液を使用したあとでスクワランのオイルを1~2滴使用すれば良くなると思います。
このオイルは設立35年ほどの会社「H〇B〇」が作っており、いろいろ試した中で一番肌になじむものでした。
まとめ
肌につっぱりを感じたら、しっとりする化粧水や乳液をすかさず塗る。
これを単純に1日に何度も何度も繰り返すだけで肌の乾燥を防ぐだけではなく、小じわも出にくくなりますよ(笑)
ヒルドイドが本当に必要な人のもとに今までどおりの価格で届きますように、私は願うばかりです。
そして近い将来、遺伝子解析により自分の肌に最も合うテーラーメイドの化粧品が、手ごろな値段で普通に手に入る日々が来ることを、心待ちにしているのです。
(この記事がお役にたてれば幸いです)