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音楽は何のためにある?どうつきあえばいい?

 

思えば私はうつの入り口にいた頃、暗い曲ばかり聴いていました。音楽が人に与える影響について考えたいと思います。

 

 

泣きたくなるほど美しい曲  

数年前の私はいつも気分が鬱々として、物事を悲観的、否定的にとらえ、自分が可哀想と思い、できるだけ自分の殻に閉じこもろうとしていました。

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そんな時期によく聴いていたのは、チェロやバイオリンの泣きたくなるほど美しい静かで暗いクラシック曲ばかりでした。これらの曲をほぼ毎日聴いてその世界に浸っていました。

 

それが心の慰めになっていたのか、心の落ち込みの加速になっていたのかはよくわかりません。

 

どちらかというと自分の心の状態を音楽がすごくよく表わしてくれていて、それに同調していたような気がします。

曲を聴いては「うん、そうだよね、わかるよ」と自分に言っていたような感じでした。

 

 

ミッドライフクライシスに落ちた!?

 今でもこれらの曲を聴くと背中が重くなり、当時の灰ねずみ色の気分がよみがえりそうになります。そんなことを言うとクラシックファンには叱られてしまうかもしれませんね。

 

この深く深く沼に沈んでいくかのような心の状態は、ミッドライフクライシスだったんだろうなと思っています。 

 

 

心が救われた曲~この2曲とは長いつきあいになりそう。

海外生活が長く邦楽にうとかった私は、YouTubeで日本のいろいろなアーティストの曲を聴くようになりました。

中でもある日本人男性デュオの曲が好きになり、CDをレンタルショップで借りては気に入ったアルバムをネットで買って聴いていました。

 

そのうちCDの中から、購入目当てだった曲よりも好きな曲を見つけます。

それは10年ほど前には発売されていたのですが「人生はずっと続いていくよ」という意味の曲でこればかり聴くようになりました。

  

台所に立つとき、お風呂に入るとき、だんだんこの曲をエンドレスで聴くようになりました。

 

歌詞の中には、すんなり頭に入ってきてずっと残るフレーズがあったのです。「あなたにどんなことをしてあげられるんだろう?」というような言葉なのですが、エンドレスで曲を聴くようになると、ここが自問自答になってきて 「自分に何ができるか? 自分は何ができるか?」に変わっていったんだと思います。

 

そしてもう1曲あります。男性4人ロックバンドが歌う、「世界よこんにちは」という意味の曲も背中を 押してくれた曲です。 

歌詞内のあるフレーズが、自分が「今、ここにいること」を意識させてくれました(これもエンドレスで聴いていました)。

 

 

音楽とのつきあい方はどうすればいいのだろう?

人は生まれてからいろいろなところで音楽に触れています。一般人にとって音楽は、衣食住ほど必要としなくても、日常に色どりを与えてくれるものであることは確かです。

 

音楽療法という医療法があるとおり、愉しむ音楽は認知症にも効果があるということで介護施設でも取り入れられているそうですし、うつの軽減にも役立つんだそうです。

 

私の父はインドに1年半、ブラジルで1年、香港で5年、単身海外赴任していましたが、いつもジャズやボサノバを聴いていたそうです。おそらく仕事が大変な時やつらい時に、ストレス解消に聴いていたのでしょう。

 

私も子供の頃は、この不在がちな父のコレクションのレコードを引っぱり出してよく聴いていました。

 

 

日常聴く音楽で楽しい毎日を作る

人が何かのきっかけで落ち込むことはよくあることです。そしてその感情に気づいて自分をなぐさめることも必要でしょう。

 

でもその時に聴くのが暗い曲なら、少しの間だけにしたほうがよさそうです。

 

あとはそこから抜け出すためにも、自分から行動を切り替えるように明るい曲や癒しの曲を聴きはじめてはいかがでしょうか?

 

 

まとめ

日常触れる音楽は、前向きで明るく癒してくれるような曲を意識的に取り入れることがすごく大切なんだと私自身感じました。

 

私を救ってくれた2曲にはとても感謝しながら、今でも家事のテーマソングとしてよく聴いています。

 

(この記事がお役にたてれば幸いです)